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柏尾川ガイド|遊歩道の散歩コース・桜並木350本・プロムナード

今回は、戸塚に暮らす人・訪れる人にとって「四季を感じながら気軽に立ち寄れる、戸塚の暮らしに寄り添う川」柏尾川を紹介します。

戸塚駅のすぐそばを流れ、春は桜並木、普段はウォーキングやジョギングを楽しむ人で賑わうスポット。実は150年以上の歴史を持ち、戸塚区の「区の花」が桜に選ばれた背景にも、この柏尾川があります。

この記事では、柏尾川がどこから流れてどこへ向かう川なのかという基本からまとめました。桜並木の見どころ、柏尾川プロムナードの散歩コースも紹介します。戸塚区に住む私が、実際に歩いて撮った写真とあわせてお伝えします。

目次

こんな人におすすめ

  • 柏尾川がどこから流れてどこへ向かう川なのか知りたい方
  • 戸塚駅周辺で桜を楽しめるスポットを探している方
  • ウォーキングやジョギングのコースを探している方
  • ベビーカーでも歩ける、子どもと季節を感じられる散歩スポットを探している方
  • 戸塚区の歴史や地域の取り組みに関心がある方
  • 大雨・台風の日の柏尾川の様子を知りたい方

柏尾川ってどんな川?戸塚を流れる二級河川の基本情報

春の柏尾川全景|戸塚駅近くの新緑と菜の花が広がる遊歩道
春の柏尾川。新緑と菜の花、整備された遊歩道が続く戸塚らしい風景

柏尾川(かしおがわ)は、横浜市戸塚区から藤沢市方面へ流れる全長約11kmの二級河川です。かつては戸部川とも呼ばれていました。

境川水系の支流で、戸塚駅のすぐそばを流れています。JR線と並ぶ川沿いの景色は「戸塚らしい風景」として親しまれているスポット。駅前のにぎわいから少し歩くだけで、ゆったりとした空気に変わるのも魅力です。

柏尾川はどこから流れてどこへ向かう?

柏尾川には「ここが源流」という一か所の水源がありません。港南区から流れてくる平戸永谷川と、瀬谷区から流れてくる阿久和川。この2本が戸塚区柏尾町のあたりで合流したところから、柏尾川という名前に変わります

そこから戸塚駅のそばを南へ下って栄区を抜け、最後は藤沢市川名で境川に合流します。境川はそのまま江の島のあたりで相模湾へ注いでいます。

流域は横浜市の戸塚区・港南区・瀬谷区・栄区と藤沢市にまたがります。舞岡川や名瀬川など、いくつもの川が柏尾川に流れ込んでいます。戸塚のあちこちで見かける小さな川が、最終的にここへ集まってくるんですね。

現在は遊歩道もきれいに整備され、地域の人たちの日常に自然に溶け込む存在に。朝はウォーキングやランニング、夕方は犬のお散歩を楽しむ人など、時間帯によって違った表情を見せてくれます。

戸塚駅の東口・西口どちらからもすぐにアクセスできるので、買い物のついでや仕事帰りにふらっと寄れる気軽さも嬉しいポイントです。

戸塚の春を彩る「柏尾川の桜並木」|見頃と桜まつり

戸塚桜まつり|柏尾川の桜並木と河川敷の屋台で賑わう春の風景
戸塚桜まつり開催中の柏尾川。桜並木と屋台、多くの来場者で賑わう春の恒例イベント

柏尾川といえば、やっぱり桜並木

春になると川沿いがほんのりピンク色に染まり、戸塚駅周辺はお花見を楽しむ人で賑わいます。毎年「今年も咲いたね」と季節を感じられる景色は、戸塚で暮らす人にとって大切な風物詩です。

戸塚区内の柏尾川プロムナードに現存する桜は約350本、見頃は例年3月下旬〜4月上旬ごろです。

その多くはソメイヨシノで、ほかにオオシマザクラやヤマザクラも確認されています。いちばん早く咲き始めるのはオカメザクラ。3月上旬には小さなピンクの花が、春の訪れを知らせてくれます。

ちなみに戸塚区の「区の花」が桜に決まった背景にも、柏尾川の桜を挙げる声が多かったそうです。地域に根付いた風景というのが、よくわかりますね。

戸塚桜まつりも毎年開催されていて、2026年は3月28日(土)に戸塚小学校横付近の柏尾川河川敷で行われました。屋台が並び、地域の人で賑わう春の恒例イベントです。

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実は150年以上続く、歴史ある桜並木

柏尾川の桜並木を見上げるランドセル姿の小学生|地元の通学路にもなる桜並木
柏尾川の桜の下で立ち止まる小学生。地域の子どもたちにとっても身近な桜並木です

柏尾川の桜並木は、江戸時代の安政3年(1856年)に植樹されたのが始まりといわれています。

その後、河川工事や戦争、老木化などで何度も伐採の危機がありながら、地域の人たちの手で守られ続けてきました。

昭和初期には「関東屈指の桜の名所」と呼ばれ、与謝野鉄幹・晶子夫妻も柏尾川の桜を題材に歌を詠んだそうです。

何気なく歩いている景色に150年以上の歴史があると思うと、桜の見え方も少し変わってきますよね。

桜並木を未来へ。クラウドファンディングも実施中

柏尾川桜並木クラウドファンディング協力者プレート|とつもりキッズなど寄付者の名前が並ぶ
柏尾川桜並木の保全・再生に協力した個人・企業・団体の名前が刻まれたプレート

現在、柏尾川の桜には老木化という課題があります。

病害や老齢化で倒木の危険がある木も増えていて、安全のためにやむなく伐採される桜も。

そこで戸塚区では、柏尾川桜並木を未来に残していくためにクラウドファンディング型のふるさと納税を実施しています。寄附金は、桜の植え替えや生育環境の整備、保全・再生事業などに活用される予定です。

2024年に始まったプロジェクトでは目標700万円に対して約1,300万円が集まり、2025年には新たに19本の桜が植樹されました。2027年までを集中保全期間として、戸塚区制90周年となる2029年に向けて取り組みが続いています。

さらに最近では、地域の子どもたちのグループ「とつもりKids」による「桜1本計画」というクラウドファンディングもスタート。

「自分たちが大人になっても柏尾川でお花見したい」

そんな想いから始まった取り組みなんだそう。地域みんなで景色を守ろうとしている姿、すごく素敵ですよね。

柏尾川沿いはウォーキング・ジョギングコースにもおすすめ

柏尾川の水辺に佇むアオサギ|戸塚で出会える野鳥
柏尾川の水辺で見かけたアオサギ。散歩中に野鳥と出会えるのも柏尾川の楽しみです

横浜市の資料によると、柏尾川ではカルガモやハクセキレイ、カワセミなども観察できるそうです。私が歩いたときは、アオサギが水辺にじっと立っている姿をよく見かけました。

柏尾川プロムナードはどこからどこまで?

川沿いに整備された遊歩道は「柏尾川プロムナード」と呼ばれています。横浜市によると、区間はブリヂストンに隣接する柏尾橋から、栄区の飯島橋まで。河川管理用の通路を活用してつくられた、水辺に近づける散歩道です。

戸塚駅の周辺だと、元町橋・久保橋・朝日橋あたりが目印になります。橋の名前を覚えておくと、待ち合わせ場所や折り返し地点の目安にしやすいですよ。

遊歩道の散歩・ジョギングコース

柏尾川沿いは道がフラットで歩きやすく、散歩コースとしても人気です。

戸塚駅周辺からそのまま川沿いを歩いていくと、金井公園方面までゆったり歩いていけます。横浜市戸塚区が紹介する「朝日橋〜金井公園直線コース」は約2.5kmと、しっかり歩きたい人にもちょうどいい距離感。短い距離だけ歩きたい日は、駅前から好きな所で折り返せるのも気軽です。

朝のウォーキングはもちろん、夕方のジョギングコースにもぴったり。季節ごとに、

  • 春は桜
  • 初夏は新緑
  • 秋は落ち着いた川沿いの景色

と表情が変わるので、歩くだけでも楽しめます。

川沿いの遊歩道は段差が少なく、ベビーカーや車椅子でも歩きやすい道になっています。

犬のお散歩を楽しむ人やランナー、ベビーカーで散歩する家族はもちろん、ひとりで黙々と歩く人、夫婦でゆっくり歩く人もよく見かけます。「戸塚の日常」を感じられる場所です。

柏尾川沿いに咲く菜の花を眺める兄弟|戸塚の春の風景
柏尾川沿いの菜の花畑で立ち止まる兄弟。地元ならではの春のひとこまです

もう少し緑の多い自然散策スポットを探している方は、戸塚の緑道で四季の自然散策が楽しめるコースもあわせてチェックしてみてください。

穏やかな川だけど、過去には氾濫も

豪雨で水位が上がった柏尾川|濁った水と橋・周辺マンション
ゲリラ豪雨で増水した柏尾川。普段は穏やかでも、大雨時には十分な注意が必要です

普段は穏やかな柏尾川ですが、過去には大雨による氾濫もありました

実は私の実家でも、昔の氾濫時に車が水没したことがあるんです。当時は本当に驚きました…。

現在は治水対策が進められていますが、近年はゲリラ豪雨も増えているので、「自然と共に暮らしている」ことを改めて感じます。

2026年9月21日、台風25号で増水した柏尾川

2026年9月21日(月・祝)は、台風25号の接近で横浜市内でも非常に激しい雨が降りました。

気象庁の観測では、横浜で14時25分までの1時間に53.0ミリを記録。横浜市には「レベル4土砂災害危険警報」が発表され、13時半の時点で市内の約17万人に避難指示が出ていました。

戸塚区でも崖崩れや道路の冠水が伝えられています。

台風25号で増水した柏尾川を近くの建物から見下ろした様子|2026年9月21日15時半ごろ
15時半ごろ、近くの建物から見た柏尾川。茶色く濁った水が川幅いっぱいに流れていました

上から見ると、岸辺の草むらのすぐ近くまで水が来ているのがわかります。

1時間ほどたった16時半ごろには、川沿いからも様子を見てみました。

台風25号で増水した柏尾川と青い欄干の橋|2026年9月21日16時半ごろ川沿いから撮影
16時半ごろ、川沿いから見た柏尾川。橋の下を濁った水が勢いよく流れていました

川面は一面の濁った水で、いつもの穏やかな流れとは違う表情です。

水辺の段差のすぐ下まで水位が上がった柏尾川|台風25号の日に川沿いから撮影
水辺の段差のすぐ下まで水が迫った柏尾川(2026年9月21日16時半ごろ)

水辺の段差のすぐ下まで水が迫り、縁には流れてきた草やごみが残っていました。

幸い、この日の柏尾川は氾濫しませんでした。それでも、いつもの散歩道のすぐ横をこれだけの水が流れていたことになります。

※雨量・警報・避難指示の情報は、日本気象協会 tenki.jp神奈川新聞(カナロコ)の2026年9月21日の記事をもとにしています。

だからこそ、

  • ハザードマップで自宅周辺の浸水想定を確認しておく
  • 大雨や台風の日は川に近づかない
  • 避難情報・気象警報をこまめにチェックする

といった日頃の備えが大切ですね。

よくある質問

柏尾川はどこからどこまで流れていますか?

港南区からの平戸永谷川と瀬谷区からの阿久和川が戸塚区柏尾町付近で合流した地点から始まり、戸塚区・栄区を通って藤沢市川名で境川に合流します。全長は約11kmです。

柏尾川の桜の見頃はいつですか?

例年3月下旬〜4月上旬が見頃です。最も早く咲き始めるのはオカメザクラで、3月上旬から開花します。最新の開花状況は横浜市戸塚区の公式サイトでご確認ください。

戸塚駅から柏尾川までどのくらいですか?

戸塚駅の東口・西口どちらからも徒歩すぐです。改札を出て数分歩けば、川沿いの遊歩道に出られます。

柏尾川沿いのおすすめウォーキングコースは?

横浜市戸塚区が紹介する「柏尾川健康づくりコース」が便利です。朝日橋〜金井公園周回コースは約5.4kmで、しっかり歩きたい方やジョガーにも人気のコースです。

クラウドファンディング型ふるさと納税はどこから申し込めますか?

「ふるさとチョイス」のガバメントクラウドファンディングページから申し込めます。最新の募集状況・寄附金の使途は、横浜市戸塚区の公式サイトでご確認ください。

大雨のとき、柏尾川の水位はどこで確認できますか?

神奈川県の「神奈川県雨量水位情報」で、柏尾川の水位や、元町橋付近・鷹匠橋付近の河川カメラの映像を見られます。増水しているときは様子を見に川へ行かず、スマホなどで離れた場所から確認するのが安心です。

柏尾川の基本情報・アクセス

名称柏尾川(かしおがわ)
所在地神奈川県横浜市戸塚区〜藤沢市
種別二級河川(境川水系)
全長約11km(流域面積 約84km²)
起点平戸永谷川と阿久和川の合流点(戸塚区柏尾町)
合流先藤沢市川名で境川に合流
別名戸部川
アクセスJR・横浜市営地下鉄「戸塚駅」東口・西口すぐ
桜の見頃例年3月下旬〜4月上旬
桜の本数約350本(戸塚区内の柏尾川プロムナードに現存)
訪問日2026年8月

※桜の開花情報・桜まつり・クラウドファンディングの最新情報は、横浜市戸塚区の公式サイトをご確認ください。

戸塚駅近くを流れる柏尾川|整備された遊歩道が続く春の風景

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